世界のエコライフ

ヨーロッパの北、南北に伸びるスカンジナビア半島の中にスウェーデンはあります。

VOLVOやIKEAは有名ですが、最近はソニーエリクソンをはじめとしたIT産業も盛ん。

控えめでシャイ、でも自分たちの権利に関してはしっかりとした意思表示をする堅実な国民性だとよく言われます。

国としての最近の環境への取り組みは、2020年までには化石燃料の依存をなくすという政策を打ち立てたばかり。

人口わずか900万人強の小さな国ですが、変化に激しく、

目標に向けて突き進む力にはいつも驚かされています。

 

そんなスウェーデンは“うわさに聞くリサイクル大国”

 

スウェーデンの一般的なアパートには共同のゴミ・リサイクル小屋があり、

時間に関する決まりがない限り、いつでも自由にゴミ捨てやリサイクルに行くことができます。

たまったらそこに持っていけばいいわけですから、こんなに簡単なことはありません。

日本では地域ごとに分別方法が違いますが、スウェーデンは全国ほぼ変わりはありません。

 

では一戸建てに住む人のゴミ・リサイクル事情はどうなのでしょうか。

家に住んでいる人もシステムはほぼ同じ。

それぞれの生活スタイルにあわせてゴミ容器を借り(レンタル料は年間のごみ収集費に込み)、

ルールに従ってゴミを分別すると定期的にごみ収集車が回収にきます。

 

紙類、アルミニウムやプラスチック、ビン類などは、当然のことながらリサイクルされます。

生ゴミはと言うと、これが暖房や電気、そして自動車を動かす原動力となるバイオガスとして生まれ変わるんです。

これらの最後に残ったゴミは焼却されるわけですが、

この辺りの地域ではその熱を、各家庭の暖房として利用しています。

Sysavが出した数字によると、ルンド近郊の町、MalmoとBurlovでは

地域暖房の40%がごみ焼却の際に出る熱を利用しているということです

 

FTIの統計によると、スウェーデンでは10人のうち9人がゴミ分別をし、

4つのうち3つのパッケージ、そして5部のうち4部の新聞雑誌が再利用されているとのことです。

ゴミの量を突然減らすということは非常に困難なことですが、

その中でもスウェーデンはリサイクル率を上げることに成功しており、

2006年のパッケージ、新聞雑誌のリサイクル率が77.5%だったものが、

2007年は78.2%まで上がってきています。

もちろん全ての人が高い理想を持ってゴミ分別を完璧にやっているわけではありません。

たまに「どうしてこれがここに?」というゴミの捨て方をする人もいます。

でも「誰も全てのことを完璧にすることはできない。でも全ての人は皆、何かをすることができる」

これによってスウェーデンのリサイクルは浸透していると思います。

スウェーデンでは身近にできることから簡単にできるシステムが確立されているようです。

 

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